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「ウクライナに平和を」各地行動 愛知 青年13人らスピーチ

「一緒に声をあげよう」と呼びかけるウクライナ出身の女性ら=10日、名古屋市中区

 名古屋市中区で10日、ロシアによるウクライナ侵略に抗議する街頭宣伝が実施され、SNSの呼びかけに応じた青年ら80人が参加しました。平和を願う青年ら市民有志で結成した「PeaceForUkraine」が呼びかけました。

 1時間の宣伝で青年ら13人がスピーチしました。ウクライナ出身で、実家がウクライナ中部ある女性は「両親は70歳で心臓も悪い。昼夜関係なく避難警報が鳴り、すぐ逃げれるよう毎日玄関で寝ている。買い物も命がけです。早く戦争が終わるように一緒に声をあげてください」と話しました。

 愛知県平和委員会青年学生部の池田幹人さんは「侵略から1カ月半。病院への攻撃も行われ、市民の犠牲が広がり、難民も増えている。一人ひとりの命が簡単に失われるのが戦争。一日も早く侵略を終わらせよう」。豊田市から参加した和泉真洋さんは「昨年、首都キーウに移住を考えていたが、戦争が始まるとは思いもしなかった」と語り、「ニュースで戦争が報道されているが、見慣れて、無関心にならないでほしい。現地は日用品がありません。少しでも募金して助けてください」と呼びかけました。

 米国出身のジョセフ・エサティエさんは「核兵器は誰にとっても危険なもの。色んな立場があっても、同じ地球に住んでいる仲間。核を使わせず、なくしていこう。今こそウクライナのために立ちあがろう」と語りました。

 名東区から参加した10歳の小学生がウクライナ国歌をギターで演奏。参加者は「#NoWarInUkraine」のバナーを掲げ、アピールしました。

(4月12日 しんぶん赤旗)