あいち総がかり行動実行委員会は19日、名古屋市内で2022年度総会と記念講演会を開きました。120人以上が参加し、「ロシアによるウクライナ侵略のもとで憲法が暮らしと政治にいきる社会を実現しよう」と、方針を確認しました。
共同代表の中谷雄二弁護士は、「ロシアはウクライナ侵略前に憲法を改正し、『ソ連の法的継承国』と位置付けた」と指摘。「日本でも改憲派が復古主義的な議論を進めている。参院選のあと、3年間は国政選挙がない。本気になって頑張らなければ、危険な未来しかない。今が正念場だ」と呼びかけました。
清末愛砂・室蘭工業大学大学院教授が「改憲の流れを止めよう 今こそ憲法がいきる政治を」と題して講演。「戦争は、自衛・国防・防衛の名の下で起きる。敵基地攻撃は対話を否定し、対外的な緊張を高めるばかり。非暴力に基づく対話こそ平和をもたらす。参加しやすい運動の進め方に知恵をだし、ゆるやかにまとまり、連帯し、つながろう」と語りました。
講演後に市内をデモ行進し、「ロシアはウクライナ侵略やめよ」と横断幕を掲げ、アピールしました。
参加した中区の女性は「平和憲法をもつ日本が世界の先頭に立って、平和を訴えていくべきだ」と話しました。
(3月23日 しんぶん赤旗)