名古屋市中区の繁華街に20日、「ロシアはウクライナから即時撤退を」「子どもたちに平和を」の声が響きわたりました。日本ウクライナ文化協会が呼びかけたロシアによるウクライナ侵略に抗議し、即時撤退を求める集会とデモです。
ウクライナ国旗や「戦争やめろ」などのボードを持った東海地方在住のウクライナ出身者や日本の青年ら200人以上が参加しました。
集会で日本ウクライナ文化協会の川口リュドミラ代表は「協会は日本とウクライナの文化交流をしてきたが、今はウクライナで何が起きているか知ってもらう取り組みをしている。プーチンが戦争をやめ、故郷に平和が戻るよう運動しよう」と訴えました。
集会後、参加者は「ウクライナに平和を」「子どもを殺すな」とコールしながら行進し、沿道の人たちにアピールしました。
三重県鈴鹿市から参加した女性(40)は「母はウクライナで農業をしている。家畜を連れて国外に避難することができない」。2人の子どもと参加したレイナ・ブイコフさん(42)は「伯母とめいはポーランドに避難したが、伯父とおいはロシアとたたかうためウクライナに残っている。とても心配」と話しました。
(3月22日 しんぶん赤旗)