「大幅賃金引き上げ、ロシアのウクライナ侵略反対」―。2022春闘で愛労連と愛知春闘共闘は10日夜、大企業の集中回答をうけ、名古屋駅前で宣伝しました。
参加した組合員70人が「はきだせ内部留保」、「ロシアは侵略やめよ」と書いたボードを掲げ、ウクライナ国旗色(青と黄色)の腕章を巻き、駅利用者にビラ付きティッシュを配布しました。
西尾美沙子愛労連議長は「コロナ禍で非正規や女性労働者が厳しい生活を強いられている。医療や介護・保育職場は人手不足、低賃金。大企業は466兆円もの内部留保をため込んでいる。内部留保を大幅賃上げに活用を」と強調。「平和でこそ安心して働け、暮らせる。ロシアは即時撤退を」と訴えました。
各組合代表がマイクを握り、「早朝から加盟組合の病院前で宣伝をおこない、出勤する職員や通院患者に『すべてのケア労働者に大幅賃上げを』と訴えた。多くの患者から『コロナ禍で大変だが私たちの命を守るためがんばって』と激励を受けた」(医労連)。「生協はパートや非正規が多い職場。最低賃金に近い賃金で働いている人が多い。最賃時給1500円をめざし運動する」(生協労連)と述べました。
ビラを受け取った女性(54)は「特養老人ホームに勤めている。低賃金、人手不足の中で、コロナ対応で大変。仕事に見合う賃金にしてほしい」と話しました。
(3月12日 しんぶん赤旗)