6日投開票の愛知県議補選豊橋市選挙区(定数2、立候補3人)で、日本共産党の下奥奈歩元県議(34)は、党県議空白克服をめざし健闘しましたが、及びませんでした。
下奥氏は、前回県議選での得票を1567票上回る1万4386票(得票率25・05%)を獲得。昨年総選挙で獲得した比例票9567票からも大きく伸ばしました。
補選では、▽豊橋市に宿泊療養施設開設などコロナ対策の強化▽東三河地域に性暴力ワンストップ相談センターの設置―などを掲げ、「県民の声が届く、くらし最優先の県政に」と訴えました。「県議会に共産党議員がいないと、ちゃんと物言う人がいない。応援する」「自民党員だけど入れるよ」などこれまでにない反応がありました。
下奥氏は結果を受け、党員、支持者らの尽力に感謝を述べ、「新型コロナ感染が一向に収まらず県民の命が危険にさらされる今こそ、命を守る党議席を勝ち取りたかった。残念な結果となったが、これからも県への申し入れを行い、すやま初美参院愛知選挙区予定候補や鷲野恵子前県議らと力を合わせて県民の声を届けていく」と強調。SNSでも支持が広がり、動画やバナーを作成して応援してくれた人もいたと紹介し、「ジェンダー平等トークライブなど新しい挑戦ができた選挙だった。得たものを生かし、すぐ始まる夏の参院選で頑張りぬき、党を躍進させ、来年の県議選で今度こそ議席奪還を実現する」と強調しました。
投票率は19・87%でした。
(2月8日 しんぶん赤旗)