ニュース

声届ける、しもおく候補必ず 愛知県議補選・豊橋市区あす投票 議席奪還へ最後まで奮闘

全力で支持を訴える、しもおく候補=愛知県豊橋市

 大激戦の愛知県議補選・豊橋市区(定数2、立候補3人)が6日投票日を迎えます。全国唯一の党県議空白克服に挑む日本共産党のしもおく奈歩候補(34)に、「県民の声を届ける共産党県議が必要」と期待が広がっています。

 補選は、県政与党の新政あいち(旧民進党系)と公明党の県議辞職によるもの。自民・公明は候補者を立てられず、新政あいちは広田勉氏(52)を推薦(連合愛知推薦)。減税日本公認(愛知維新の会推薦)の竹上裕子氏(61)が立候補し、有力3候補による総力戦となっています。

 党議員がいなくなった県議会では、請願件数が10分の1に激減し、大企業応援、県民に冷たい予算が反対討論もなく可決。県民の声を県政に届ける日本共産党の宝の議席が求められています。

 しもおく候補は3日、小池晃書記局長の応援をうけ街頭演説。「豊橋の声、女性の声、若者の声を県政に届ける日本共産党、しもおく奈歩へ、ご支援を広げに広げてください」と訴えました。

 しもおく候補と娘が同級生という杉浦秋恵さん(62)は、愛知県が全国2位の財政力があるにもかかわらず、人口あたりの保健師や看護師、病床数が少ないと知りました。「こんなひどい状態だとは思わなかった。情けない県政にもの言う議員がいないとダメですね」と話しました。白杖(はくじょう)をついて1時間近く前から待っていた女性(22)は、「コロナ対策や子育て支援、男女の賃金格差是正など、今必要なことが何かを見て、県政に届けようとしているのがいいなと思った。他党は大型公共事業など今必要ないことばかりやっている。私達の声を議会にちゃんと届けてくれる共産党を応援している」と語りました。

 新型コロナ対策では、しもおく候補は県民の切実な声を大村県政に届け、迅速なワクチン3回目接種、宿泊療養施設の増設などを要請。高齢者医施設職員への繰り返しのPCR検査が実現しました。一方、竹上氏は「自己責任」を押し付け、広田氏は選挙公報で「コロナ」の文字すらなく、対策に一切触れていません。

 それだけに、他陣営も党の存亡をかけた必死の取り組みです。リコール不正と金メダルかみつきで孤立を深める減税日本の河村たかし名古屋市長は、仕事そっちのけで連日豊橋入りし竹上氏を応援し、「共産党の議席を許すな」と訴え。広田氏には立憲民主党の国会議員が応援に駆け付け、支持率の低迷を打開しようと躍起になっています。

 党東三地区委員会は、「県議奪還の絶好のチャンス。残された期間、後援会員への総当たりを掛け値なしにやり抜こう」と呼びかけています。

(2月5日 しんぶん赤旗)