6日投票の愛知県議補選・豊橋市区(定数2、立候補3人)で党県議の空白克服をめざす、しもおく奈歩候補(34)は1月30日、豊橋駅前で「ジェンダーまちかどトークライブ」に取り組みました。
1月8日に続いて2回目。本村伸子衆院議員、すやま初美・党県ジェンダー平等委員会責任者(参院選挙区予定候補)とともに、「政治のセンターポジションにジェンダーを置こう」と語り合いました。
男女の賃金格差の話題で、しもおく候補は、愛知県は全国ワースト4位、東海地方で最下位だと語り、自身が低賃金で働いていた経験を紹介。「休みも取りづらかった。女性中心の非正規雇用が雇用の調整弁になって、賃金が上がらない。政治が役割を発揮して誰もが自分らしく働きやすい社会に変えていく必要がある」と強調しました。
本村議員は「企業ごとに男女の労働実態の開示が必要。男女で生涯賃金が1億円も変わる。みんなの声で政治を変えよう」。すやま氏は「大企業の儲けを優先して、女性の声を聞かない大村県政を変えるために、しもおくさんを県議におしあげよう」と通行人に呼びかけました。
すやま氏が「愛知はジェンダー平等が遅れているよね」と切り出し、しもおく候補は「特に議会の遅れは深刻で、愛知は女性の県議が少ない。意思決定の場に女性の声が必要です」と訴え。愛知県議会は定数102(現在98人)のうち、女性議員は5人。豊橋市選出の5人はすべて男性でした。意思決定の場に女性の声が必要です」と訴えました。
しもおく候補は、東三河に性暴力被害ワンストップ支援センターの創設や学校トイレに生理用品を設置するなど「生理の貧困」対策を充実させたいと訴え、「豊橋の声、女性の声を県議会に届け、ジェンダー平等の県政へ一歩一歩変えていきたい」と訴えました。本村氏は「政策決定の場に多様性は必要だよね」、すやま氏は「請願を受け取らない県議会に、県民の怒りをぶつけてほしい」と激励しました。
すやま氏は夏の参院選に向けて決意を語り、「昨年の衆院選でジェンダーが大きな争点になった。男女賃金格差が大きいこの愛知から、ジェンダーギャップを打ち破る先頭に立ってがんばりたい」と語りました。
若者や女性が時折足を止め、ライブを聞いていました。見ていた女性は「男ばかりじゃダメだよね、女性目線の政策が出てこない。しもおくさんには県議会に行ってもらって、どんどん訴えてほしい」と話しました。
(2月2日 しんぶん赤旗)