たけだ良介参院議員は、日本民主青年同盟長野県委員会の委員長を経て、2012年から衆院長野1区候補として活動。参院比例候補など4回の選挙をたたかい、16年の参院選で初当選しました。
両親は日本共産党の党員ではありませんでしたが、民青の専従者になると決意した時から支えてくれました。
たけだ議員は「教員になるといって大学に行かせてもらったのに」という思いもあり、なぜ自分が専従活動家になりたいのか、うまく話せませんでした。それでも両親は深いところで理解し信じてくれました。実家前で街頭演説すると必ず母親が聞いてくれました。「その思いに間違いはないと感じてくれたのか、母はその後、入党してくれました」
3人の子どもの父親でもある、たけだ議員。自宅に帰ると子どもたちが飛びついてきます。議員になってからも国会から長野市の自宅にできるだけ帰るようにしています。
■ 率先し育児・家事
長男と次男の自転車の練習に付き合い、伸びてきた髪を切ったことも。アレルギーのある長男とぜんそくがある次男。発作が出ると病院にも連れていきました。党長野県委員会に勤務していたときから育児や家事をパートナーと協力して行っています。
教員をめざしていたこともあり、子どもが大好きで「子どもの未来を守りたい」との思いが活動の原点にあります。国会では高校の通級指導の実態など学校現場の問題にも光をあて、誰もが自分らしく生きられるよう制度の改善を求めてきました。
たけだ議員の故郷である中野市には、終戦も知らず満州の地で集団自決した高社郷(こうしゃごう)開拓団の悲惨な歴史があります。戦争につながる一切の歴史を許さないという思いも人一倍強く持っています。
候補者時代から訴えてきたのは、「自分の子どもも、どの青年も、決して戦場に送らない」という決意です。
■ 市民と「憲法守れ」
国会議員になってからも国会前の集会に繰り返し駆け付け、市民とともに「戦争法反対」「憲法守れ」の声を上げ続けてきました。
17年6月、自公政権が法務委員会の採決を省略する「中間報告」という暴挙で共謀罪法案を強行採決するなど国会は緊迫。たけだ議員の控室には共謀罪法案の廃案を求めるファックスが次々と届きその数ざっと百枚。その思いを背に国会前で「中間報告は究極の強行採決で許せない。共謀罪は憲法違反で廃案しかない」と怒りの声をぶつけました。
佐久市で米軍横田基地所属の戦闘機が超低空飛行訓練をしていた問題では訓練の中止を市民と要請。陸上自衛隊が静岡県の東富士演習場外に迫撃砲を落下させた問題では党静岡県委員会とともに防衛省に再発防止と訓練の中止を求めました。国会質疑では、「戦争する国づくり」を進める大軍拡計画は中止し、軍事費を削って社会保障に回すよう訴えてきました。
昨年の総選挙で改憲勢力が3分の2を占め、岸田文雄首相は「敵基地攻撃能力」の検討を表明するなど、改憲への動きを強めています。
たけだ議員は「参院選は憲法を守る正念場。子どもたちが安心して暮らせる未来を切り開くために必ず議席を勝ち取りたい」と決意を新たにします。
(次回は2月2日付の予定)
(1月28日 しんぶん赤旗)