愛知県春日井市で5日、全国の航空自衛隊基地のなかで最大規模の弾薬を保管する高蔵寺分屯基地の撤去を求める「第38回高蔵寺弾薬庫平和マラソン&ウオーキング」が開かれました。
コロナ禍のため昨年と同様に規模を縮小して開催。市民ら28人が参加し、8・5㌔、3㌔のコースに分かれ弾薬庫を回りました。
主催は、県平和委員会、新日本スポーツ連盟県連盟、尾張中部地域労働組合総連合など6団体でつくる実行委員会。
出発前集会で平和委員会の三浦米吉副理事長は「総選挙後、改憲の動きや日米の軍事協力が強まっている。今年は太平洋戦争開始80年。平和の願いを込めて走って下さい」と話しました。
ウオーキング参加者は「弾薬庫はいらない」「子どもに戦争をさせない」9条を守ろう」などと書いたプラカードを持ち歩き沿道の人たちにアピールしました。
参加者で最年長の井上淑さん(87)は「平和をアピールしたくて毎年参加しています。毎朝、ストレッチをして準備しています。健康に気をつけて来年も参加したいです」と語りました。
(12月7日 しんぶん赤旗)