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民青が学生食料支援 愛知・日福大

学生スタッフから食料を受け取る学生=25日、愛知県美浜町

 愛知県美浜町で25日、日本民主青年同盟日本福祉大学班が、大学近くの奥田公民館で学生に食料支援する「ほこほこ愛知プロジェクト」に取り組みました。昨年6月から始め、今回で30回目です。開始前から20人以上が並ぶなど、80人を超える学生が訪れました。
 学生スタッフが「地元の人や卒業生から寄せられた物資です。遠慮なく持っていってください」と声をかけると次々と食料を選んでいました。
 社会福祉学部3年生は「寒くなってきて暖房などで光熱費が増えています。カップめんばかりなので助かります」。教育・心理学部1年生は「妹が来年春に大学進学予定です。親から節約しろと言われているので、遠慮なく米をもらっていきます」。子ども発達学部の学生は「教育実習期間中はアルバイトができず、今月は奨学金のみで生活しているのでありがたいです」と話しました。
 若者政治意識アンケートにも多くの学生が応じました。「社会の問題で気になること」に「学費一律半減」と答えた社会福祉学部3年生は、「政府は困窮学生に現金支給を検討していると報道されていますが、一時的な支援でなく学費半減や給付奨学金拡大など恒常的な支援をしてほしい」と訴えました。
「原発ゼロ」と答えた社会福祉学部2年生は「静岡県の出身で、地元に浜岡原発があります。東海地震が起きると福島原発のようになると怖いです。原発はなくしてほしいです」と語りました。
(11月28日 しんぶん赤旗)