愛労連(愛知県労働組合総連合)は5日夜、2021秋季年末闘争勝利に向けて、名古屋駅前で街頭アピールに取り組み、「非正規もボーナスもらえます」、「あきらめないで、声をあげよう」と呼びかけました。全労連の全国統一行動に呼応したもの。
労働組合役員や労働者ら30人が参加。パブリックビューイングを利用し、職場の仲間から寄せられた「あきらめない、わたしの要求動画」を上映するなど労働組合のたたかう姿を多彩にアピールしました。
マイクリレーでは、4月から中小企業にも適用された「パートタイム・有期雇用労働法」の活用や、それぞれの職場での要求など訴えました。
名古屋市内の看護師(25)は「過酷な労働環境に加えて人手が少なく、患者の思いに寄りそう余裕がない。コロナなど有事だけでなく、平時からの人員配置と待遇改善がなければ仕事を続けられない」と訴え。労働組合運動を紹介し、「非正規職員にもボーナスが支給されるが、安い人は千円しかない。増額に向けて運動を頑張りたい」と語りました。
名古屋市職労の津田康裕委員長は「コロナ対応で職員が休みなく深夜まで働いているのに、市は職員の定員削減方針をあげている。市民サービス低下につながり、悩む職員も多い。一人でも二人でも人を増やしたい」。愛知国公役員は「国家公務員は1980年代から3分の1にまで減っている。国は人減らしをやめて、公務公共サービス向上に努めるべきだ」と訴えました。
竹内創事務局長は「ボーナスが、正規にあって非正規にないと違法になるが、声をあげなければ会社側は出してこない。職場での要求や願いをみんなで声をあげて実現しよう」と呼びかけました。
宣伝を見ていた高校生3人は「バイトしています。時給はほとんど最低賃金。ボーナスもらえるなら欲しい!」と口ぐちに話しました。
(11月9日 しんぶん赤旗)