憲法公布75周年の3日、あいち九条の会は「憲法九条を守ろう2021愛知県民のつどい」を名古屋市内で開きました。オンラインも含め、480人が参加しました。
代表世話人の内河惠一弁護士は、「総選挙の結果を踏まえて、今一度、改憲や日米安保など一人ひとりが日本の将来を真剣に考える日にしたい」と話しました。
渡辺治・一橋大学名誉教授が講演し、「野党共闘は、いま一歩を踏み出した。ますますの攻防はあるが、政治を変える方法は、この道以外にない」と強調しました。
野党共闘の到達点について「接戦で競り負けた小選挙区は、共闘候補が先の政治をどうしていくかアピールが足りなかったのではないか」と見解を示し、「これから本格的な逆流、野党共闘攻撃が始まる。それは、共闘が社会的に大きな影響を持っていた証明」と指摘。「共闘は、まだたった6年10か月のこと。戦後一度もできなかったことが、この短期間で大きく進んだ。ここから始めていこう」と呼びかけました。
参加した男性(73)は「共闘を破壊する勢力に立ち向かうためにも、若者の政治参加や投票率を増やしたい」。別の参加者は「選挙結果にがっかりしてたけど、次につながる気力をもらえた」と語りました。
(11月4日 しんぶん赤旗)