愛知県原水爆被災者の会(愛友会)は13日、「被爆76周年原爆犠牲者を偲(しの)ぶつどい」を名古屋市昭和区の市公会堂で開き、被爆者、遺族、平和団体代表、行政関係者ら110人が参列しました。
主催者あいさつで金本弘理事長が、被爆者の高齢化がすすみ、2020年度に県内の被爆者126人が亡くなったことを紹介。「被爆者は76年間、病気、差別、生活苦の中で様々な人生を歩んできたが、二度と被爆者をつくらない、国に償いをしてほしいとの願いは共通。つどいを犠牲者への追悼だけでなく、核兵器廃絶を誓う日にしよう」と訴えました。
参列者全員が黙とうと献花をし、愛労連の林達也副議長、県平和委員会の小島俊樹理事長らが唯一の戦争被爆国の日本政府の核兵器禁止条約への参加を求めました。
県平和委員会・青年学生部の谷本麗之さんが「平和への誓い」を述べ、「みなさんの遺志を受け継ぎ、核兵器のない平和な世界をつくるために全力で活動します」と表明しました。
文化行事で人業(ひとわざ)劇団ひらき座による「平和のうたとダンス」が行われました。
(9月17日 しんぶん赤旗)