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核廃絶の願い 引き継ぐ もとむら・井上氏 被爆者と懇談

被爆者と懇談する(左から)もとむら、井上の両氏=21日、名古屋市中区

 被爆2世の日本共産党の、もとむら伸子衆院議員(東海比例予定候補)、井上哲士参院議員は21日、愛知県原水爆被災者の会(愛友会)が名古屋市中区の金山総合駅構内で開いている「原爆パネル展」会場を訪れ被爆者と懇談しました。

 長崎で被爆した女性(81)は「若い時は大きな病気もせず、被爆の影響はないと思っていたが、最近は白血球異常などの症状がでてきて不安になる」と訴え、もとむら氏は「原爆症認定基準が厳しいなど国の被爆者支援は不十分。国会で改めるよう強く求めていく」と応じました。

 生後4カ月で被爆した男性(76)が「当時の記憶はないが、被爆者で一番若い自分たちが核兵器廃絶の運動を進める責任がある」と話し、井上氏は「被爆者の核廃絶の願いを私たち2世が引き継いでいきたい」と述べました

 被爆者が「今年の広島・長崎の式典で菅首相が遅刻したり、原稿を読み飛ばしたり、ひどい」「核兵器禁止条約が発効したのは嬉しいが、唯一の戦争被爆国の日本が核兵器禁止条約に参加しないのは残念」と発言。もとむら氏は「菅首相は核兵器禁止条約に後ろ向きどころか足を引っ張っている。総選挙で市民と野党の共同で条約に参加する政権をつくるためがんばる」と語りました。

 「原爆と人間」パネル展は22日午後8時まで開催しています。入場無料。

(8月22日 しんぶん赤旗)