世界的に木材価格が高騰する「ウッドショック」と国産材への本格的切り替えについて、日本共産党の、もとむら伸子衆院議員(東海比例予定候補)は6日、愛知県設楽(したら)町で愛知県森林組合連合会の村松幹彦会長、伊藤郁生専務と懇談しました。安間ひろ子・衆院愛知14区予定候補(豊川市議)、田中邦利町議が同席しました。
もとむら氏が「ウッドショック」の影響について尋ねると、村松会長は「新型コロナで住宅着工が遅れ、木材需要は急落したが、今年に入って米国や中国での新築住宅需要で輸入材の価格が高騰した。安定的な供給のためには安定した価格が必要」と話しました。
また村松会長は「1955年に95%あった木材自給率が2002年には18%まで下がった。山はきちんと管理しなければ海まで影響する。山を管理し、切って使って植える『循環型林業』にしなきゃいけない。同時に、山主に利益を還元しなければ、うまくすすまない」と話しました。
もとむら氏は「山主への利益確保、安定的な国産材の需要確保、労働条件改善で人手不足解消に向け、林業予算を抜本的に増やすよう求めていきたい」と応じました。
(8月10日 しんぶん赤旗)