愛知県西尾市議選(定数30)が13日告示(20日投票)され、日本共産党は前田おさむ(65)、牧野次郎(63)両氏=いずれも現職=が立候補し、現有議席確保をめざします。選挙戦は40人が立候補する多数激戦の様相です。もとむら伸子衆院議員(衆院東海比例予定候補)が応援に駆けつけました。
11期目(合併前町議を含む)を目指す前田候補は、「合併3町(一色、吉良、幡豆)が大切にされ、住みよい町をつくっていく」と強調。前回に議席を復活し、7期目を目指す牧野候補は「コロナで社会保障のもろさが明らかになった。子育てや暮らしを応援する制度を充実させたい」と訴えました。
両候補は、自民系会派によるコンパニオン宴会やスギ薬局会長へのワクチン便宜など市民目線で追及してきたことを紹介し、公共施設を民間丸投げにした「西尾市方式PFI」は市の毅然とした対応が求められていると指摘。ワクチン接種と並行してPCRの社会的検査、高校卒業までの医療費無料、公共交通充実、県下9番目に高い国保税引き下げなどの公約をあげ、「党市議団は市政のチェック役として、引き続き力を尽くしたい」と支持をよびかけました。
もとむら議員は「コロナをこれ以上拡大させないためにも、今すぐ五輪中止を決断し、コロナ対策に全力をという声を西尾からあげよう。2人の当選を勝ち取り、総選挙で格差拡大を当たり前にせず暮らし・営業を本気で守る政治へ政権交代を実現しよう」と訴えました。
(6月15日 しんぶん赤旗)