23日に投票が迫った名古屋市議南区補選(定数1、立候補5人)で、日本共産党の高橋ゆうすけ候補(42)=元=が19日、しまづ幸広前衆院議員(衆院東海比例予定候補)の応援を受け、激しい雨の中、7カ所で市民の願いを実現する市政にすると訴えました。
日本共産党は、現有5議席から6議席になれば、議案提案権を獲得し、市民要求が前進すると述べ、「河村市政から3つのチェンジ」の公約を掲げ、「新型コロナウイルス感染から命を守る」「暮らしを守る市政に変える」「市政の不正・私物化を正す」と訴えています。「ブレずに悪政と対決する共産党がのびれば、政治は変わる。総選挙で政権交代、野党連合政権を実現する力になる」と呼びかけています。
高橋候補は大村知事リコール不正問題で、「愛知100万人リコールの会」の田中孝博事務局長が愛知県警に逮捕されたことは重大だとし、署名運動を呼びかけた河村たかし市長の責任を追及。現職時に議会で臨時教員の経験を生かし、就学援助の入学前支給や小中学校図書室へ司書配置を要求し実現したことを紹介し、「健康保険料・介護保険料の引き下げ、給食費無料化などコロナ禍で苦しむ市民の切実な願いを実現するため、再び議会で働かせてください」と支持を訴えました。
しまづ氏は、入管法改定案廃案は、昨年の検察庁法改定案に続く、国民世論と野党共闘の勝利だと強調。「市議補選は総選挙の前哨戦。高橋候補の勝利で菅内閣ノーの審判を下そう」と呼びかけました。
道徳商店街で訴えを聞いていた男性(69)は「リコール不正の責任逃れをする河村市長は許せない。高橋さんを議会に押し上げて市長の責任を追及してもらいたい」と話しました。
(5月21日 しんぶん赤旗)