来たる総選挙での政権交代実現、日本共産党の躍進に向けて日本共産党東海ブロックは15日、山下芳生副委員長を弁士に迎え、オンライン演説会を開催しました。山下氏は、「比例東海ブロック(定数21)の躍進が全国の躍進を切り開く。4県の力を一つに集め、96万票を獲得し2議席の絶対実現、3議席をめざそう」と呼びかけました。
比例予定候補の、もとむら伸子衆院議員、しまづ幸広前衆院議員(静岡1区重複)、長内史子(おさない・ふみこ)党愛知県青年学生部副部長が決意表明。司会の武田良介参院議員が12人の小選挙区候補を紹介しました。ジェンダー平等の実現や医療の拡充など党の政策に期待して角田(つのだ)由紀子弁護士ら多彩な弁士が応援メッセージを寄せました。
演説会は、2600カ所以上の視聴会場で6800人以上が視聴。午後6時までに5人が入党し、「しんぶん赤旗」日刊紙6人、日曜版26人の読者が増えました。
山下氏は、迅速なワクチン接種や大規模検査、十分な補償を行わず、「感染拡大の波が繰り返される」事態を引き起こした菅政権を批判。高齢者医療費2倍化や病床削減、五輪開催などあべこべの政策に固執し、コロナから国民の命と暮らしを守り抜く覚悟がない政治に退場を求める国民の声が急速に広がっていると強調しました。
4月の3国政選挙では、市民と野党が共闘すれば政治を変えられることが「劇的に示された」と述べ、共闘の力で菅自公政権を終わらせようと訴えました。
また、山下氏はコロナ危機を乗り越えて新しい日本をつくる党の「五つの提案」を丁寧に紹介。19歳で入党した自らの経験や党名に込められた未来社会のビジョンを語り、国民の苦難軽減に尽力する草の根の党の仲間になってほしいと呼びかけました。
比例3予定候補の決意
東海オンライン演説会では、衆院東海比例候補の、もとむら伸子衆院議員、しまづ幸広前衆院議員(静岡1区重複)、長内史子(おさない・ふみこ)党愛知県青年学生部副部長が総選挙躍進への決意を語りました。
もとむら議員は新型コロナ対応で逼迫(ひっぱく)する医療現場や保健所職員の声を聞き、国会で追及し、保健師の拡充につなげた経験を語り、「引き続き、命、暮らしを守る基盤を強化させていくために全力を挙げる」と訴えました。
困窮する学生などへの支援に背を向け、高齢者医療費2倍化法案強行などの悪法を推進する菅政権を批判。自民党の改憲4項目、「戦争する国づくり」を絶対に許さないためにも比例で日本共産党を伸ばしてほしいと呼びかけました。
しまづ予定候補は、コロナ感染拡大が続く中で政治に求められているのは「命と健康、雇用と事業を守るため全力を尽くすことだ」と強調しました。
静岡県を流れる大井川の水の枯渇など、さまざまな問題を押し切って工事が進められているリニア新幹線や原発など、経済効率優先、企業のもうけ優先の政治から、暮らし・家計応援第一の政治に転換しようと訴えました。
長内予定候補は、若い人の中で「菅政権と対決する共産党の国会論戦が一番まとも」「共産党に伸びてほしい」など共産党への注目が高まっていると述べ「今度の総選挙は政権交代のチャンスです。ぜひ共産党を伸ばしてください」と呼びかけました。
応援弁士 角田由紀子弁護士
■ 未来に希望 この党と共に
先だっての北海道、長野、広島の選挙では、市民と野党の共闘が大いに力を発揮して勝利を収めることができました。この共闘の力を東海ブロックでも存分に発揮したいものです。
コロナ、オリンピックと多くの国民は、無能・無策の政府に本当にうんざりしています。どこへ行っても、「菅さんではダメだ」という声が聞こえます。
私は、日本共産党が市民と野党の共闘に力を尽くし、発展させていかねばと願っていますし、その働きを多くの人に知ってほしいと願っています。
一刻も早く政権を交代させなければ私たちが生き延びられないと、最近は強く実感しています。日本共産党はコロナ対策で科学的な証拠を根拠にして、極めて合理的な政策を次々に打ち出しています。
ジェンダー平等は次の選挙での大きなテーマであり、民主主義の基礎です。日本共産党は本気で取り組んでおり、今日のお二人をはじめ、多くの女性候補者を立ててたたかっています。女性候補者比率は最高です。
私たちは菅政治には絶望しても未来には希望を持ち続けています。この苦難の時代にあって日本共産党こそが希望であり、この党と共にたたかうことで希望を確かにつかめると確信しています。
(5月16日 しんぶん赤旗)