愛知県美浜町で8日、日本福祉大学近くの奥田公民館で学生に食料支援する「ほこほこ愛知プロジェクト」に取り組みました。日本民主青年同盟班が昨年6月から始めて24回目です。
30人ほどの学生が訪れ、地元住民や卒業生から寄せられた米や野菜、レトルト食品、日用品などを学生スタッフから受け取っていました。
愛知県も12日から緊急事態宣言の対象になることから、「今でも少ないバイトが無くなる」、「昨年のようにオンラインだけの授業になると勉強が遅れる」と悲鳴や不安の声があがりました。
社会福祉学部2年生は「春休みも連休も帰省ができず食費が大変。食料支援は助かる」。初めて訪れた子ども発達学部3年生は「案内ビラで知って来ました。飲食店のバイトが週4日から2日になり、緊急事態宣言で店が休業になるとバイトがなくなる。奨学金だけなので厳しい」。スポーツ科学部2年生は「ようやく対面授業が少し始まったのに、またオンラインになると学習の遅れが心配」と話しました。
スタッフとして参加した学生は「緊急事態宣言で生活が困窮する学生が増えると思う。退学を考えている友人もいる。国や自治体はもっと支援を強化してほしい」と述べました。
同大学の学生有志による、学長への「希望する学生全員のPCR検査の実施を求める」署名にも取り組みました
学生スタッフが「愛知県の至学館大学は全学生にPCR検査をして対面授業を保障しました。岐阜薬科大学では、実習に行く学生にPCR検査を実施しています」と署名の協力を呼びかけると多くの学生が署名に応じました。
看護学部3年生は「実習先の病院から検査をして陰性と判明してから実習に来るように言われた。自費では検査費が高くて受けられない。実習も授業の一環だから学校の責任で実施してほしい」と語りました。
次回は13日(木)午後3時半から奥田公民館で開催します。
(5月12日 しんぶん赤旗)