「河村たかし市長は知事リコール署名偽造の責任をとれ」と名古屋市中区で10日、市民集会が開かれました。主催は、「表現の不自由展・その後」をつなげる愛知の会。
名古屋市長選(11日告示、25日投票)を前に、市民ら150人が参加し、「河村NO」の声をあげました。
共同代表の久野綾子さんは「河村氏は、『慰安婦問題や南京虐殺はなかった』と歴史をゆがめる歴史改ざん主義者だ」と批判。10年前の市議会リコール署名の受任者名簿が、河村事務所から今回の知事リコール事務局に提供されたことを指摘し、「故人や名前の無断使用など不正が明らかになると『僕は被害者』と言って逃げ回っている。『河村NO』の声をみんなで大きくあげよう」と話しました。
中谷雄二弁護士は、「自分がかかわった署名で不正があれば責任をとるのが政治家。都合が悪くなるとごまかし、逃げる人物に市長職、政治家の資格はない」。精神科医の香山リカさんは「今回のリコール運動は、河村氏らの歴史修正思想によるもの。こんな人が市長を続けても市民のためにならない」と語りました。
元自民党県議の梅村忠直弁護士も訴え。「河村氏が署名の中心だということは誰の目にも明らか。選挙に出ると言うなら何としても落選させよう」と呼びかけました。
参加者は、「表現の自由を守ろう」、「今こそ名古屋市民は良識を示そう」とコールし、繁華街を練り歩きました。
(4月11日 しんぶん赤旗)