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働く人 応援します 愛知 新入社員に「権利手帳」配布

「働く者の権利手帳」を配布する組合員=1日、名古屋市中区

 4月は青年たちが社会人として働き始める季節です。愛知県労働組合総連合(愛労連)は1日、名古屋市中区の地下鉄「伏見」駅前で新入社員を応援するフレッシャーズ宣伝をおこないました。知崎広二愛労連議長ら組合員15人が参加し、入社式に向かう新入社員らに「働く者の権利手帳」(全労連作製)を配布しました。

 知崎議長や樽井直樹弁護士らが「4月からパートタイム・有期雇用労働法が、全ての事業所でスタートします。正社員と非正規労働者の不合理な待遇差は禁止されます」、「配布している権利手帳は、働く私たちが、どのような権利を持っているかを紹介したものです。賃金や労働時間、労働災害、セクハラ・パワハラなど、知れば役に立つ内容が書かれています。手元に置いて活用しましょう」と訴えました。

 運輸関係の会社に入社した男性(23)は「コロナ禍で就職難。学生時の就職ガイダンスでは入社試験や面接の対応について学んだが労働基準法の話はなかった。何か問題があった時に役立つかもしれないので手帳を保存しておきます」。金融機関に入社した男性(22)は「会社に労働組合がないので、何かあったときの参考にします」と話しました。

(4月4日 しんぶん赤旗)