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民青がフードバンク&友達つくろう企画 新入生 交流に「ほっ」

新入生らに食料や生活日用品を渡す民青同盟員(右側)=3月31日、愛知県美浜町

 「初めての一人暮らしで不安」「先輩に相談できてよかった」―。愛知県美浜町で3月30、31の両日、日本民主青年同盟が日本福祉大学近くの奥田公民館で開催した新入生歓迎企画「フードバンク&友だちつくろう」。2日間で150人を超える学生が訪れ、新入生と上級生が交流しました。

■ 愛知・美浜町

 事前に案内ビラを学生アパートに配布し、当日は会場周辺を宣伝カーで案内しました。

 学生食料支援では、新1年生を含めた学生スタッフら15人が「地元の美浜町民や日本福祉大学卒業生から寄せられた物資です。遠慮なく持っていってください」と声をかけます。

■ 〝毎月やって〟

 訪れた新入生は「2日前に引っ越してきたばかりです。洗剤やテッシュなどを買いに行く予定だったので、無料でいただいてありがとうございます」「親の収入が新型コロナで減収したので、無駄遣いせず節約せよと言われている。週1回とは言わないが毎月やってほしい」と話しました。

 スタッフとして参加した新2年生は「コロナ禍で入学前から生活を心配する新入生が多いのに驚きました。フードバンクが手助けになるなら今後も定期的に続けたい」。新1年生は「昨年の入試時に民青を知り、友だちを作りたいと思い参加した。訪れた1年生とメールアドレスを交換して友だちになりました」と語ります。

 20人以上の新入生が交流会に参加し、上級生から履修や授業、アルバイトなどについて相談していました。

 新入生から「入学できたが学力不足で大学の授業についていけるか心配」、「運動部に入ろうと思っているけど、コロナで練習はどうなるのか」「食堂や図書館はどう利用すればいいのいか」などの質問が出され、上級生がていねいに答えていました。

■ 「役に立てた」

 参加した新入生は「買い物、オンライン授業や部活など不安がいっぱいでしたが、先輩と話せて安心しました」「昨年はコロナで人と交流が出来ませんでした。久しぶりに人と交流できて楽しかった」スタッフとしてフードバンクを手伝い、人の役に立てて嬉しかった」「初めての一人暮らしで不安でしたが同郷の先輩や同級生に会えてよかった」と感想を語りました。

 新入生歓迎企画として日本共産党の倉林明子副委員長(参院議員)を講師に迎え「国会議員に何でも聞いてみよう」を11日(日)午後2時から奥田公民館で開きます。

(4月2日 しんぶん赤旗)