愛労連と愛知春闘共闘は11日夜に名古屋駅前で春闘宣伝し、賃上げ要求に応えない回答に抗議して、「コロナ禍でこそ賃上げを」と訴えました。70人が参加し、「大幅賃上げ、社会保障の充実」「コロナ禍でも誰でも普通に暮らせる社会に」と書いた横断幕を掲げ、ビラ入りテッシュを配布し、「全国一律・最賃1500円」、「医療・介護・福祉の充実」を求める署名をよびかけました。
各労組役員が「医療・介護分野の人手不足はコロナで拍車がかかり大変。国に看護師の増員と処遇改善を求めて行動している」(県医労連)。「低賃金、長時間労働の交通運輸労働者は客の激減で大打撃を受けている。大幅賃上げと長時間労働の改善を」(建交労県本部)と訴えました。
自動車関連の下請け企業に勤めている男性(42)は「会社からの回答はまだだが、親会社の回答が渋いので期待していない」。最賃署名に協力した学生(21)は「岐阜から名古屋の大学に通っている。バイトは時給が高い名古屋でしている。全国一律1500円になれば自宅近くでバイトをしたい」と話しました。
(3月13日 しんぶん赤旗)