愛知県平和委員会(小島俊樹理事長)は27日、陸上自衛隊守山駐屯地(名古屋市守山区)を訪れ、新型コロナ感染症のクラスター発生を受け、「3密」となる訓練中止を申し入れました。防衛省は守山駐屯地で41人(年末・年始に27人のクラスター発生)の感染者が発生したと公表しています。
矢野創事務局長、三浦米吉副理事長、日本共産党の、さいとう愛子名古屋市議ら11人が参加しました。
矢野氏らは駐屯地正面前で要請書を担当官に提出。▽感染者発生を自治体に連絡・公表する▽クラスター発生に関わる検査結果の公表▽集団行動が伴う訓練の中止―など5項目です。
参加者は「基地内で寝食を共にする隊員が多く、感染が急速に拡大する可能性が高い。集団で行う訓練は3密の最たるもの。中止すべきだ」、「近隣住民から不安の声が上がっている。隊員の命を守るとともに、地域コミュニティーを守り、医療崩壊を防ぐためにも要請を直ちに実施してほしい」と求めました。
応対した担当官は「官舎は消毒など感染予防策の徹底をはかる。要望内容は報告し検討していく」と答えました。
(1月28日 しんぶん赤旗)