愛知県労働組合総連合(愛労連)は24日、名古屋市内で第63回臨時大会を開き、コロナ禍でこそ、大幅賃上げ、社会保障充実を求める国民春闘方針を確立しました。
知崎広二議長は「PCR検査の大幅拡充、患者減で経営難の医療機関への減収補てん、保健所の体制強化こそ不可欠」と強調。「コロナ禍だからこそ、賃上げで、国民の消費を増やすべきだ。職場の全新入職員を組合に迎え入れ、国民春闘を大きく広げよう」と呼びかけました。
討論で、「コロナへの対応で医療崩壊と言ってもおかしくない状況。公的支援の抜本的な拡充を求める運動を、命を守る全国民的課題として取り組みたい」(医労連)、「文科省が小学校の35人学級を打ち出したのは運動の成果。中学、高校も含めた30人学級の早期実現をめざす」(愛教労)、「どこの保健所でも数少ない職員が不眠不休でがんばっている。感染防止のために人員増は急務」(自治労連)などの発言が続きました。
大会は「要求は自粛しない、格差をなくし8時間働けば誰もが人間らしく暮らせる公正な社会をめざし、仕方ないとあきらめず、みんなで変えよう」との春闘宣言を採択しました。
(1月27日 しんぶん赤旗)