「ヒバクシャ国際署名をすすめる愛知県民の会」は22日、名古屋市内で記者会見を開き、核兵器禁止条約発効を祝う声明を発表し、日本政府に条約への署名・批准を強く求めました。
会見には、沢田昭二・県原水協理事長(被爆者)、金本弘・愛友会理事長(被爆者)、大村義則・県民の会事務局(被爆2世)の3氏が参加しました。
沢田氏は、広島での被爆体験を語ったうえで、「半世紀以上取り組んできた平和運動が形になった。被爆者として、物理学者として、発達した科学が戦争ではなく、よりよい暮らしに使われる世界にしていきたい」と話しました。
金本氏は、「発効を心待ちにしながら亡くなった前理事長らにしっかりと伝えたい」と述べ、「今年中に締約国会議が開かれる。日本はそれまでに批准しなければ、本当に世界から置いていかれる」と語りました。
各地で宣伝が行われ、春日井市では、市平和委員会、9条の会、新日本婦人の会など6団体が駅前で日本政府に条約批准を求める署名への協力を呼びかけました。署名した中学生は「平和学習で長崎・広島に行く予定。資料館など自分の目で被害を見て学びたい」と話しました。
(1月24日 しんぶん赤旗)