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学生食糧支援16回目「食費切り詰めているのでありがたい」「国は支援強めて」

スタッフから食料などを受け取る学生=21日、愛知県美浜町

 愛知県美浜町で21日、日本民主青年同盟日本福祉大学班が大学近くの奥田公民館でコロナ禍で困窮する学生に食材の無料提供や生活相談をする「ほこほこ愛知プロジェクト」にとりくみました。昨年6月から始めて16回目です。

 事前に案内ビラを学生アパートに配布し、当日は会場周辺をハンドマイクで案内。日本共産党の長内史子県青年学生部副部長(衆院東海比例予定候補)、山本辰見美浜町議が協力しました。

 学生スタッフらが訪れた学生に「地元の美浜町民や日本福祉大学卒業生から寄せられた物資です。遠慮なく持っていってください」と声をかけます。

 社会福祉学部4年生は「オンライン授業が多くアパートで過ごす時間が長く、光熱費は昨年の倍以上。食料支援は助かる」。運動部所属の1年生は「コロナで練習場所が減り、遠くの場所に練習に行くので交通費が大変。食費を切り詰めて生活しているので米や野菜をもらってありがたい」と話しました。

 学生実態調査アンケートにも多くの学生が応じます。介護施設に就職する社会福祉学部4年生は「コロナ禍で医療・介護従事者は感染の危険、長時間労働で心身ともに大変。国はしっかり支援すべき」。教育心理学部1年生の学生は「バイト収入が少ないので最大限の奨学金を借りている。卒業後の返済が不安になる」と語りました。

 スタッフとして参加した1年生は「僕たちや学校独自の支援では限界がある。国や自治体は学費免除など学生支援を強めるべきだ」と話しました。

(1月23日 しんぶん赤旗)