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食糧支援に学生多数 民青日福大班「国や自治体の支援こそ」

スタッフから食料などを受け取る学生たち=17日、愛知県美浜町

 日本民主青年同盟日本福祉大学班は17日、愛知県美浜町の大学前の名鉄知多奥田駅前でコロナ禍で困窮する学生に食材の無料提供や生活相談を行う「ほこほこ愛知プロジェクト」を行いました。6月25日から始めて今回で15回目。事前に大学周辺の学生アパートに地元の日本共産党の協力もえて案内ビラを配布しています。

 1年生3人を含め7人のスタッフが、下校中の学生に「地元の美浜町民や日本福祉大学卒業生から寄せられ物資です。無料です。遠慮なく持っていって下さい」と声をかけます。日本共産党の長内史子県青年学生部副部長(衆院比例東海予定候補)、山本辰見美浜町議が参加し、生活相談に協力しました。

 開始直後に訪れた教育・心理学部1年の学生は「親の減収で仕送りが減り、生活を切り詰めています。食料を頂けるので助かる」。社会福祉学部2年の学生は「9月からバイトがなくなり、外食やコンビニ弁当をやめ自炊を始めました。米や野菜をもらってありがたいです」。毎回訪れている社会福祉学部1年生は「正月は神奈川県への帰省を止めようと思っているので、餅などをもらい正月準備ができる」と話しました。

 7月に加盟した1年生がスタッフで参加し「同級生のみんながコロナで生活が苦しいと言っています。プロジェクトで友だちの生活を応援できるのが嬉しい」。9月に訪れたのをきっかけに民青に加盟し、スタッフとして毎回参加している学生は「僕たちだけの支援では限界がある。国や自治体は学費免除や奨学金充実など学生支援を強めるべきだ」と語りました。

 同級生に誘われてスタッフとして参加した1年生がプロジュクト後に加盟しました。

 民青同盟愛知県委員会は、日本福祉大学の近くだけでなく、県内全域で「ほこほこ愛知プロジェクト」を実施。これまで50回以上おこない、1000人近くの学生が訪れています。

(12月19日 しんぶん赤旗)