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授業料を減額して 名古屋で武田氏迎えピースカフェ

青年・学生とコロナ対策や政治について語りあう、武田議員(正面中央)=13日、名古屋市千種区

 名古屋市千種区で13日、武田良介参院議員を迎えてピースカフェ「国会議員に何でも聞いてみよう若者のつどい」が開かれ、7人の青年・学生が参加しました。

 主催は民青同盟名古屋東部地区委員会。3年前から2カ月に1回、若い世代の交流の場をつくっています。

 IT企業に勤める男性や求職中の男性から国会議員の仕事について質問がでると、武田議員は、「議員の使命は国民の声を聞き、声を国会に届け、国民の願いを実現すること。閉会中は各地に出かけ、調査や懇談を重ねている」と説明。「国土交通委員会では、コロナ禍で客が減ったバスやタクシー関係者への支援を求めた。GoToトラベルも国交省担当なので感染拡大防止のため中止すべきと強く要求している」と述べました。

 大学1年生は「コロナで長くオンライン授業だった。今も対面授業は週2回。友だちもできない。授業料を減額してほしい」、修士課程の大学院生は「大学院は今もオンライン授業。博士課程に進みたいが家庭の経済状況が厳しい。博士課程対象の奨学金は応募が多く狭き門」と発言。

 武田議員は「日本の高等教育予算は欧米諸国に比べて少ない。国立大学の研究予算を減らし、私学助成を抑制している。所得税非課税世帯と準じる世帯への授業料免除制度があるが、対象は全学生の1割。教育予算を増額し、お金の心配なく学べるようにしていきたい」と語りました。

 保育士から「総選挙政策や勝つためにどうすればいいのか」と問われ、武田議員は日本学術会議会員の任命拒否、無為無策の新型コロナ対策など安倍政権以上に強権的な菅内閣の実態、コロナ危機を克服し、どういう日本をつくるか「七つの提案」について述べ、「自助、共助と自己責任を押し付ける菅内閣を追いつめ、総選挙で市民と野党の共闘で政権を取りに行く」と強調し、「躍進するために党を強く大きくする必要がある。党や民青に加わり、力を合わせて政治を変えよう」と呼びかけました。

 カフェ後、「しんぶん赤旗」日曜版読者の青年が(24)民青に加盟しました。

(12月16日 しんぶん赤旗)