名古屋市北区の北病院前で8日、北医療生活協同組合、北医療生協労働組合は共同で8日、国や行政に財政支援を求める「「医療・介護守れ、国民のいのち・健康守れ、北医療生協アクション」をおこないました。
職員や組合員ら12人が参加し、通院患者らに「安全・安心の医療・介護の実現と国民のいのちと健康を守るための請願署名」を呼びかけました。1時間で24人が署名しました。
新型コロナの感染拡大で、医療機関・介護事業所は、受診や利用の抑制で医療機関や介護施設の経営が厳しくなっています。北病院ではコロナ感染者を受け入れていませんが、外来患者は前年比の2割減、小児科は5割減と深刻な状況になっています。
同労組の池田幹人委員長(看護師)は「新型コロナ拡大で医療従事者は困難に直面し、医療機関の自助努力だけでは安全・安心のサービスは提供できません。国に支援を求める署名にご協力ください」と訴えました。
署名した女性(67)は「看護師らは感染リスクのなかで必死に働いている。地元の病院が経営難で無くなったら困る」と話しました。子どもの受診に訪れた女性(37)は「年末年始は遠出せず家で過ごす予定。国はGoToトラベルなどを中止して、国民の命を大切にしてほしい」と語りました。
(12月12日 しんぶん赤旗)