愛知県春日井市の宮前公園で6日、平和を願うジョギング&ウォーキングが開かれ、市民ら40人が参加しました。
同公園では毎年12月に、航空自衛隊基地の弾薬を保管する高蔵寺分屯基地の撤去を求める「高蔵寺弾薬庫一周平和マラソン」が300人規模で開催されていましたが、新型コロナ感染拡大により中止になりました。
「弾薬庫撤去、平和の思いを伝えたい。小規模でも何かしたい」の声を受け、新日本スポーツ連盟愛知県連盟の呼びかけで、感染対策をとり開きました。
出発前集会で同連盟の青木正雄会長は「イタリアスポーツ連盟が主催で平和・連帯・健康・環境保全を求めて走るビビチッタ(世界同時マラソン)の一環としておこないます。ビビチッタは世界150都市で開催し、7万人以上が参加します」と話しました。
春日井市議会は弾薬庫撤去の決議をしていて、日本共産党の石田裕信市議が激励のあいさつをしました。
参加者は「弾薬庫はいらない」、「日本政府は核禁条約に参加」などと書いたプラカードを持ち、清須市の平和ちんどん「乙女座」の人たちはピエロ姿でウォーキングし、沿道の人たちの注目を集めました。
春日井市の西岡久男さん(85)は「毎年参加してきた。今年はダメかと思っていた。形態は違うが、改憲反対、核兵器廃絶など市民にアピールできて嬉しい」と語りました。
(12月9日 しんぶん赤旗)