ヒバクシャ国際署名をすすめる愛知連絡会は8日、名古屋市中区栄で「核兵器禁止条約批准50カ国突破を祝う愛知県民集会」を開きました。
被爆者や平和団体の人たち120人が参加。くす玉が割れ、クラッカーが鳴り響く中、清須市の平和ちんどん「乙女座」が練り歩き、批准50カ国を祝い、日本政府の参加を訴えました。
開会あいさつで、被爆2世の大村義則さんが「10月25日に50カ国が批准し来年1月22日に条約が発効する。愛知で30万人、世界で1200万人以上のヒバクシャ国際署名を国連に届けた。草の根の運動が条約発効への力になった。唯一の戦争被爆国の日本が参加するよう運動を広げよう」と訴えました。
愛知県原水爆被災者(愛友会)の金本弘理事長は「原爆で亡くなった人たち、病気や差別の中で生き続けてきた被爆者の願いが実現した。50カ国批准で終わりではない。すべての国の参加、とりわけ日本は核兵器廃絶運動の中心になるべきだ」と強調しました。
参加者全員が「核兵器なくそう」のボードを掲げ、「『日本の禁止条約への参加』の一点で、さまざまな意見や立場の違いをこえて力を合わせよう」と訴える集会宣言を採択しました。
(11月11日 しんぶん赤旗)