■ もとむら・武田両氏参加
核兵器禁止条約の発効確定を受け、「ヒバクシャ国際署名をすすめる愛知連絡会」は25日昼、名古屋市中区栄で批准50カ国を祝い、日本政府の参加を訴える宣伝を行いました。
愛知県原水爆被災者の会(愛友会)の金本弘理事長、愛知県原水協の沢田昭二理事長ら30人が参加。日本共産党の、もとむら伸子衆院議員(比例東海予定候補)、武田良介参院議員が駆けつけました。
リレートークで、生後9カ月の時に広島で被爆した金本氏は「核廃絶を願い亡くなった姉ら家族、すべての被爆者に、願いが実現する確かな道が開かれたと報告したい。全世界から核兵器をなくすため、力の限り奮闘したい」と述べました。広島で被爆した沢田氏は、自らの被爆体験を語ったうえで「もう、こんな思いを誰にもさせてはいけない」と強調し、「核兵器禁止条約は核保有国への圧力にもなる。日本政府が条約に署名し批准するよう運動を広げよう」と訴えました。
被爆2世の、もとむら議員は、唯一の戦争被爆国の日本政府が条約に背を向けていることを批判。「条約に参加する政府に変えるため全力をあげる」と強調しました。
愛知原水協は、あと1カ国に迫った24日も、名古屋市中区栄で街頭宣伝し、レゴブロックで作られた原爆ドームに、多くの通行人が見入る姿もありました。
(10月27日 しんぶん赤旗)