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コロナ禍乗り越え、共闘発展を 革新・愛知の会 結成40周年シンポ

コロナ後の革新懇運動について活発に議論したシンポジウム=11日、名古屋市熱田区

 「平和・民主・革新の日本をめざす愛知の会」が結成40周年を迎え、名古屋市内で11日、シンポジウム「語り合おう!コロナ後の日本と革新懇の未来」を開きました。各地域・職場の革新懇、賛同団体から60人が参加し、コロナ禍を乗り越え、市民と野党の共闘を発展させようと活発に話し合いました。

 村上俊雄事務室長は「政党の組み合わせによらず、国民的共同をすすめることを目的に『革新統一愛知懇談会』として発足して40年。孤立した時期もあったが、今は野党共闘で政権をめざす時代」と強調。「共闘の要として、学習交流会や宣伝など革新懇の運動を広げよう」と呼びかけました。

 パネリストは日本民青同盟愛知県委員会の古川大暁委員長、名古屋青年合唱団の武藤佳子団長、名古屋市職員労働組合の津田康裕委員長、トヨタ系職場革新懇の酒井俊一さん、名古屋市の瑞穂区革新懇の見崎徳弘さんの5氏。各氏はコロナ禍で取り組んできた活動を紹介し、ひきつづき学費半減など若者支援、事業者支援や減収補償、雇用維持、医療体制強化に力を尽くすと表明。「総選挙では県内すべての小選挙区で野党統一候補の擁立が必要。野党間の政権合意に向けて後押しをしよう」と語りました。

 討論では、「開店休業状態だったが、9月に再開総会を兼ねて学習会を開いた。今後、現役の銀行員,OB、地域と連携して学習会や定期的にニュースを発行する」(金融革新懇)、「コロナ禍で大きな集会が出来なかった。安倍政治を継承する菅内閣に『黙ってはいられない』と3密を避け、11月に区内5カ所で一斉スタンディング宣伝をやる」(緑平民懇)などの発言がありました。

 参加者から「2大政党や共産党排除を経験してきた。今は野党連合実現へがんばり時」、「格差拡大など行き過ぎた新自由主義の弊害に国民が怒りの声をあげ始めた。自民党政治に代わる新しい政治をつくる一翼を担いたい」などの感想が寄せられました。

(10月16日 しんぶん赤旗)