ニュース

もとむら議員とトーク集会 バイト減り大変「支援して」

学生とコロナ禍の学生生活や菅政権について語り合う、(正面左から)もとむら、長内の両氏=9日、愛知県半田市

 日本共産党のもとむら伸子衆院議員(衆院東海比例候補)と学生とのトーク集会(9日)が愛知県半田市で開かれ、新型コロナ禍での学生生活、菅内閣やコロナ後の新しい社会について語りあいました。

 主催は学生らでつくる「もとむら伸子議員に何でも聞いてみよう」実行委員会。学生ら8人が参加しました。党県青年学生部副部長の長内史子さん(衆院東海比例予定候補)が同席しました。

 大学2年生の女子学生は「コロナ対策で実技は対面授業だが他はオンライン授業。プリンター、印刷用紙、インク代など出費が増え、大学独自の給付金3万円が支給されたが足りない。個人や大学だけでは限界がある。公的支援をしてほしい」と訴えます。3年生の男子学生は「自分は自宅通学だが、下宿している友人は親の仕送りが減り、アルバイトも減り生活が大変と言っている」と話しました。

 もとむら議員は「通常国会から給付制奨学金や学費減免制度の拡充を求めてきました。近く召集される臨時国会で補正予算の予備費兆円を活用して学生支援をするよう強く求めていきます」と強調しました。

 作業療法士をめざしている女子学生は「もともと医療や介護の現場で働く人は他業種より労働条件が悪く賃金が低い。コロナで収入が減りダブルワークしている人もいると聞く。何とかならないのか」と質問。もとむら議員は「コロナで診療・受診抑制がおこり病院等の経営は大変。コロナ患者を受け入れた医療機関は国から援助がありますが、他はありません。地域医療の崩壊につながるので野党が共同して支援していくよう政府に要求しています」と答えました。

 菅政権が日本学術会議の人事に介入している問題では、女子学生が友人から聞いた質問を紹介。「日本学術会議の見直しは論議のすり替え。反対意見を聞く謙虚な姿勢もなく一方的、独善的な政府に無力感を感じる。どうしたら無力感をぬぐえるのか」といいます。もとむら議員は「真剣に本気で訴えた言葉は相手に伝わります。日本はもっと政治について、しゃべることに自由になったらいいですね」と応じました。

 さらに、もとむら議員は「日本学術会議の問題で野党合同ヒアリングを行いました。菅首相の説明は破綻し、違法、違憲は明らか。野党は拒否された6人の任命を求めていきます」と指摘。安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合が憲野党に項目の政策要望書を提出し、この項目をもとに、総選挙にむけ野党が協議を始めていることも紹介。そのほか、領土問題、学生の企業へのインターン研修、核兵器禁止条約など多くの問題で話しあいました。

 トークを企画した学生は「またネットなども活用して国会議員や候補者と話し合いの場をつくりたい」と話しました。

(10月13日 しんぶん赤旗)