愛知県小牧市の航空自衛隊小牧基地近くの市之久田(いちのくた)中央公園で4日、F35戦闘機の整備拠点化に反対する「第24回小牧平和県民集会」が行われ、350人以上が参加しました。県内の労組、婦人、業者、平和団体など19団体でつくる実行委員会の主催。
実行委員長の望月敦・尾張中部地区労働組合総連合議長は、政府はアメリカからF35ステルス戦闘機を爆買いし、三菱重工南工場での整備拠点の運用が開始されたと指摘。「F35戦闘機爆買いなどの軍事費をコロナ対策に回すべきだ。沖縄や全国の人たちと連帯し、基地のない平和な社会をめざそう」と訴えました。
日本共産党の、もとむら伸子衆院議員(東海比例予定候補)、党小牧市議団、春日井市議団、山本亮介豊山町議が参加。もとむら氏は菅首相が「安倍政治」の継承を旗印にあげ、学術会議の人事に介入したことを厳しく批判し、「総選挙で市民と野党の共同を広げ、新しい政治をつくりましょう」と呼びかけました。
立憲民主党の諸岡英実小牧市議、社民党県連の平山良平副代表があいさつ、立憲民主党の近藤昭一衆院議員のメッセージが紹介されました。
参加者は「F35戦闘機の整備拠点化反対!F35の爆買いをやめさせコロナ対策に回せ」などを訴える集会アピールを、参加者全員が「怒」と書いたボードを掲げ採択。市内をパレードしました。
小牧市の男性(70)は「今月1日に航空自衛隊小牧基地所属の航空機から部品が落下した。今年で4回目。住民を危険にさらす基地は必要ない」と話しました。
(10月7日 しんぶん赤旗)