名古屋市守山区で3日、もりやま九条の会が14周年のつどいを開き、150人が参加しました。
長峯信彦愛知大学教授が「コロナ禍に便乗した壊憲策動を斬る―憲法制定過程の真実と平和憲法を守る歴史的責任」と題して記念講演。菅首相について「安倍政権のど真ん中にいた人。政治の私物化、コロナ対策の迷走などで行き詰った『安倍政治』を継承すると言っている。苦労人どころか『安倍クローン』人になったようだ。学術会議への人事介入は馬脚を表したもの」と批判。人権や民主主義を規定した日本国憲法の先駆性、9条をはじめとする憲法を守る意義について述べ、「菅首相や自民党は改憲を断念していない。全国各地で改憲阻止の運動を広げて行こう」と呼びかけました。
世話人の田原裕之弁護士は「昨年の13周年は参院選で改憲勢力を3分の2以下にして開催した。総選挙で市民と野党の共闘を広げ衆議院でも改憲勢力を少数に追い込んで15周年を迎えよう」と訴えました。
家族3人で参加した男性(68)は「安倍さんが退陣しても安心できない。改憲の息の根を止めるため総選挙をがんばりたい」と話しました。
オープニングには、区内のうたごえサークル有志でつくる「守山ピース&ラブ」の合唱が披露されました。
(10月6日 しんぶん赤旗)