「自己責任をおしつける政治から、誰もが希望をもって生きられる政治にしましょう」―。東海4県で、しまづ幸広前衆院議員の訴えに共感が広がります。
つどいでは、参加者がしまづさんの話に興味深く耳を傾けます。菅政権が掲げる「自助」「共助」の後に「公助」では政治の役割は果たせないと批判。国民の声と野党共闘でコロナ対策が前進し、9月の首相指名選挙で野党が立憲民主党の枝野幸男さんに投票したことをあげ、「野党共闘も一歩一歩着実に深化しています。共闘の要を担う、共産党をぜひ強く大きくしてください」とよびかけます。
参加者も、「政治が私たちの生活に結びついてることがよくわかった」「政治は変えられないと思っていたが、共産党が伸びれば変えられることがわかった」といいます。共産党に入党した人も少なくありません。
静岡県藤枝市の男性(78)は「やさしく話してくれるし、あちこちの現場にも来てくれる。しまづさんは本当に身近に感じる政治家だ」と言います。
困っている人がいれば駆け付けます。7月16日、17日には新型コロナで大打撃を受ける伊豆半島を武田良介参院議員、もとむら伸子衆院議員と訪問。熱海市の齋藤市長や観光業、観光協会の関係者らと懇談しました。「観光に来てくれるのはありがたいが、感染症対策も同時に必要」「消費税が一時的にでもいいから下がればいい」「いつでもどこでも検査を受けられる体制を」などの声を丹念に聞きました。
■現場にも足運び
自然災害で被害を受けた現場にも足を運びます。7月9日、もとむらさんと岐阜県下呂市の大雨被災現場を調査し、住民の要望を聞きました。自宅の基礎が濁流でえぐれた被災者には、今回の被害が災害救助法の適用になったことを知らせ、応急修理で国と県の予算が使えることも説明。住民も「何かあったら相談したい」と話しました。昨年の10月の台風19号被害では、静岡県小山町の土砂災害などを調査。裏山が崩れて自宅に土砂が流入した住民から「個人でやれることには限度がある。国や県の支援があれば」との声を聞きました。
巨大太陽光発電所計画が浮上した三重県鳥羽市では、18年7月に反対運動をしている住民や中村欣一郎市長と懇談。「森林の伐採によって、保水力がなくなり、災害につながる恐れがある」「渡り鳥のルートにもなっており、自然を壊してまで造る必要があるのか」という地元の不安を受け止めました。
建設残土が大量に投棄されている三重県紀北町にも、武田議員と18年11月に調査。地元住民から「いつ崩れるのか不安」と切実な声が寄せられ、「早く秩序ある規制をつくらなければならない」としまづさん。県議会で昨年12月、残土搬入を規制する条例案が可決しました。
■ 国会で追及して
解散・総選挙がいつあってもおかしくない情勢です。比例東海ブロックから、もとむらさんに続き、議席奪回をめざす、しまづさん。街頭での訴えにも力がこもります。「ジャパンライフの元会長が逮捕され、桜を見る会が改めて問われています。政治の私物化だけでなく、自殺者も出た公文書の改ざんなどの犯罪までやっているのに、誰ひとり責任を取っていません。なんとしても国会にあがって、責任を厳しく追及します」
街頭で聞く人が増えています。孫とともに聞いた女性(70)は、しまづさんへの期待を語ります。「安倍さんがさんざんひどいことをやって、菅政権になって、このまま『終わり』にされたら、市民としては怒りがわく。ぜひとも国会で追及してほしい」(つづく)
(10月2日 しんぶん赤旗)