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人権尊重の稲沢市に 渡辺氏が稲沢市長選へ決意

市長選への決意を表明する渡辺氏=4日、愛知県稲沢市

 任期満了にともなう愛知県稲沢市長選挙(11月15日告示、22日投票)で日本共産党も参加する「憲法をくらしに生かす稲沢民主市政の会」は4日、元市議の渡辺ゆきやす氏(69)=無所属、日本共産党推薦=を擁立すると発表しました。

 渡辺氏は稲沢市役所で会見をひらき、現市政について、「市民の声を聞かず、駅前開発を優先し、市民サービスや公共施設削減など市民の暮らしを後回しにしている」と批判。

 暮らし優先の市政への転換めざし、コロナ対策の拡充を最優先にすると述べ、「これまでの市政は、小学校や保育園の統廃合を進めてきた。コロナ禍のもとで今ある施設を有効に活用していく。これ以上の削減は許されない」と強調。「国や県の言いなりにならない姿勢が必要。コロナ危機をのりこえ、ジェンダー平等、人権を尊重する新しい政治をめざす。命を守る医療・介護・福祉、公共サービスがすみずみまで受けられる稲沢にしていく」と話しました。

 同市長選には現職の加藤錠司郎氏(65)が立候補を表明しています。

(9月8日 しんぶん赤旗)