愛知県労働組合総連合(愛労連)は8月27日、愛知地方最低賃金審議会が愛知労働局長に最低賃金額を時給927円(1円引き上げ)とする答申を行ったことに対する抗議声明を発表しました。
声明は「愛労連は最低生計費調査をもとに時給1500円以上を求め運動をしてきた。最低賃金の大幅引き上げはコロナ禍で冷え込んだ経済を温める有効な手段である」と指摘し、「1円アップでは、非正規労働者の生活改善につながらず消費は向上しない」としています。
さらに、最低賃金の答申をする審議会について、労働者代表委員に非正規労働者を任命すること、全国28府県で実施している意見陳述の実施、専門部会の公開を求めています。
(9月4日 しんぶん赤旗)