「F35戦闘機の整備拠点化ストップを!」。愛知県春日井市で29日、小牧平和県民集会(10月4日、小牧市・市之久田公園)成功に向けた事前学習会が開かれ、40人が参加しました。市民、平和団体や労働組合でつくる実行委員会の主催。
開会あいさつで安保破棄県実行委員会の福田秀俊事務局長は「今年は日米安保条約、日米地位協定が結ばれて60年。この間に軍事費は増大し、さらにF35戦闘機を147機購入し、三菱重工小牧南工場を整備拠点にしようとしている。小牧を戦争拠点にさせないよう、声をあげていこう」と訴えました。
飯島滋明・名古屋学院大学教授が「日米軍事同盟の実態~小牧基地から見えてくるもの」と題して講演。F35戦闘機を147機の購入の経過、専守防衛と決別した自衛艦「いずも」、「かが」の空母化、航空自衛隊小牧基地や三菱重工小牧南工場の役割について報告し、「小牧の整備拠点はアメリカの軍事戦略の一環。F35戦闘機は敵基地攻撃も可能。有事の際に攻撃やテロの危険性がある」と話しました。
小牧平和県民集会の福本英雄事務局長は「小牧を整備拠点にしてはならない。危険性を多くの住民に知らせ反対の世論をつくろう」と呼びかけました。
参加者から「F35戦闘機を爆買いする税金をコロナや災害対策に使うべきだ」、「F35戦闘機の騒音は小牧基地のC130輸送機などと比べ会話もできないほどうるさい。整備はやめるべきだ」などの意見や感想が寄せられました。
(9月1日 しんぶん赤旗)