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平和の原点を考える 年金者組合がつどい

平和について語りあったつどい=26日、名古屋市北区

 あいち年金者組合女性部・平和部は26日、名古屋市北区で「平和を語るつどい」を開き、52人が参加しました。毎年夏に「つどい」を開き、今回が28回目。

 今年のテーマは「戦後75年。平和の原点を考えよう」です。会場には血に染まった日章旗や軍服、陶器製湯たんぽなど戦争遺品などが展示されました。

 開会あいさつで年金者組合愛知県本部の丹羽典彦委員長は「安倍首相は広島、長崎の平和式典のあいさつで核兵器禁止条約にまったく触れなかった。被爆国の首相として失格だ。核も戦争もない世界めざし運動を広げよう」と述べました。

 つどいでは劇映画「沖縄(第1部『一坪たりともわたすまい』)を鑑賞。日進支部の金子やよいさんによるアリランやトラジなどのチャンゴ(韓国の民族楽器)演奏が披露されました。今年6月23日の沖縄「慰霊の日」追悼式での首里高校の高良朱香音さんの「平和の詩」の朗読もおこなわれました。

 元平和部部長の西岡久男さん(85)は「戦争で犠牲になった民間人の多くは子どもと高齢者。戦争を体験した者として戦争の惨禍を語り、平和憲法を守り、核廃絶の行動をしていきます」。名東支部の女性(87)は「映画は1960年代の米軍基地の土地接収ですが、60年後の今も沖縄には米軍基地は多数あります。基地撤去、辺野古新基地反対の運動を続けます」と語りました。

(8月28日 しんぶん赤旗)