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核兵器廃絶へ私も 愛知でパネル展 若者ら次々

多くの人が鑑賞した原爆パネル展=23日、名古屋市中区

 愛知県原水爆被災者の会(愛友会)は22、23の両日、名古屋市の金山総合駅構内のイベント広場で広島、長崎の原爆被害を訴え、平和や戦争について考える原爆パネル展を開きました。同展は2014年から毎夏に開かれ、今回で7回目。

 会場には日本被団協が作成した「原爆と人間」パネル展示のほか、広島の被爆者と広島市立基町高校の生徒が取り組んだ「次世代と描く原爆の絵」を展示し、絵には一人ひとりの生徒が被爆者から聞いた体験談の感想や絵を描いた思いが添えられていました。

 多くの人が足を止めてパネルに見入り、2日間で4000人以上が鑑賞しました。被爆二世の日本共産党の本村伸子衆院議員、井上さとし参院議員も訪れました

 展示パネルを熱心に見入っていた高校2年生の女子生徒(17)は、「広島の高校生の絵に感激しました。広島の高校生の思いを受け止めて私も愛知で核兵器廃絶の運動に取り組みたいと思います」。両親と訪れた女子中学生(13)は、「核兵器も戦争も嫌。平和な世界になることを願っています」と語りました。

 愛友会の水野秋恵事務局長は、「コロナ禍で開催を迷いましたが、多くの人に原爆の悲惨さ、平和の尊さを伝えたいと3密を避ける工夫をして開催しました。核兵器廃絶をめざして来年以降も続けたいと思います」と語りました。

(8月25日 しんぶん赤旗)