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コロナ対策 共産党要請 名古屋市長にPCR規模拡大を

河村市長(中央)に申し入れ文を手渡す党県委、党市議の要請団=4日、名古屋市役所

 日本共産党愛知県委員会と党名古屋市議団は4日、河村たかし市長に対し、新型コロナウイルスの危機的な感染拡大を抑止するため大規模なPCR等検査を求めました。

 岩中正巳県委員長、市議団の田口一登団長、江上博之幹事長、岡田ゆき子、さはしあこ、さいとう愛子の全市議が参加し、河村市長に緊急申し入れ文を手渡しました。

 名古屋市内では、2日まで4日間連続で新規感染者数が100人を超え、1日には109人で過去最多を更新しました。

 田口団長は、エピセンター(感染震源地)と思われる繁華街で感染者が特定されず、感染拡大の要因になっていると指摘。「一刻の猶予もない。防疫目的の検査に転換する必要がある。繁華街全体を面的・網羅的にPCR等検査し、『感染力』のある人を見つけ出し、隔離・保護しなければ感染拡大を止めることはできない」と述べました。医療・介護・福祉・教育施設などの職員・業者への定期的な検査、「唾液検査キット」の積極的採用、自宅待機の陽性者への「自宅療養パック」の配布、県と一体となった人的・財政的確保も求めました。

 江上氏が「とにかく感染した人を見つけ出す決意を市長がしてほしい」と強く求めると、河村市長は「そういうつもりでやっていく」と応じました。

(8月5日 しんぶん赤旗)