日本共産党の本村伸子衆院議員は27日、愛知県岡崎市の国土交通省中部地方整備局を訪れ、豊田市の矢作川狭さく部改修など聞き取り調査しました。根本美春豊田市議、本多のぶひろ衆院愛知11区予定候補も参加しました。
豊田市の鵜の首地区に矢作川の狭さく部があり、東海豪雨(2000年)では周辺一帯が浸水被害にあいました。今年度から河川改修に着手しており、改修後は水位が1・4㍍低下し、氾濫の危険性も低下する見込みです。
国交省の担当者は、工期は条件がよければおおむね10年を考えている。現在、狭さく部開削のボーリング調査などを行っている」と説明。「現在の計画では、矢作川全体の整備の建設費が325億円。2019年度末までに矢作川の河川整備計画で計上された事業費の進ちょく率は、事業費ベースで約41%。中流部・下流部の整備と一体に鵜の首地区の水位低下対策事業をすすめる。掘削した土、岩石の受け入れ先の確保の課題もある」と述べました。
本村氏は、「観測史上最大の豪雨が各地で観測されるなか、各地の対策強化とともに、鵜の首地区の水位低下対策事業を前倒しで進めてもらいたい。そのためにも予算と人の確保に全力をあげる。浸水想定地域への新たな建設は、かさ上げを含む規制をして、さらなる被害を防ぐべきです」と語りました。
(7月30日 しんぶん赤旗)