日本共産党愛知県委員会は21日、「『表現の自由』を否定し、侵略戦争と旧日本軍の肯定・美化をもとめる高須克弥氏、河村名古屋市長による知事リコール運動に反対する」声明を発表しました。
名古屋市役所で石山淳一県書記長、党市議団の田口一登団長、江上博之幹事長が会見しました。
リコール運動の理由は、県と市が主催した国際芸術祭あいちトリエンナーレ「表現の不自由展・その後」(2019年)の作品中に昭和天皇と日本軍人を侮辱、揶揄する表現があったとして、展示を許可、主催した大村秀章知事は知事にふさわしくないとしたもの。8月1日から署名を開始するとしています。
石山氏は「河村たかし市長が一方的に問題視したうえ、両氏の主張は『表現の自由』(憲法21条)や文化芸術基本法に反している」と批判。その上で「侵略戦争を肯定し、旧日本軍を美化する考え方を広げようとしている。日本の平和と民主主義を求める諸団体、県民とともに知事リコール運動に反対する一大運動をすすめていく」と話しました。
江上氏は「一番の問題は、市長であり、権力者である河村氏が『表現の自由』を守る立場にないことだ」と厳しく批判しました。
「知事リコール反対市民集会」は8月1日(土)午後4時、中区栄・噴水北で予定しています。
(7月23日 しんぶん赤旗)