日本民主青年同盟愛知県委員会、同名古屋昭和・天白・緑地区委員会は12日、新型コロナの影響で生活が厳しい青年・学生を支援する「ほこほこ愛知プロジェクト」を天白区と昭和区の2カ所でおこないました。
両会場には区民や農家などから寄せられた野菜や米、レトルト食品、マスクなどが机に並べられました。
同盟員が「コロナで生活に困っている人は遠慮せず持っていって下さい。日本共産党議員の協力も得て生活相談をしています」と声をかけました。
天白区の会場では、アルバイトで知り合った私立大学4年の女子学生2人が訪れました。「結婚式場のバイトがなくなり、国の学生支援金と大学独自の給付金で何とか生活しています。食料品は助かります」、「バイト先を探していますが、1年以上の長期契約を条件としているところばかり。半年後に卒業する4年生は難しい。このような企画をまたやってほしい」と話しました。
新型コロナに関する「学生生活実態調査」アンケートにも協力し、2人とも不安なことに「就職活動」と書きました。天白区の学生は「航空会社のCA(客室乗務員)を目指していますが、コロナの影響で募集が減り厳しいです」、昭和区の学生は「何社も応募しましたが内定はもらっていません。登校できないので就職担当者との相談が大変」と心配そうに話しました。
終了間際に訪れた大学3年の女子学生は「オンライン授業、バイトも出来ずアパートに引きこもり生活です。たくさんの物資がもらえたので1週間過ごすことができます」。民青の活動が話題になり学生から「安倍さんが悪いことをしているのに、辞めさせられないのはなぜ?」、「資本主義と民主主義の違いは?」など次々と対話に。「みなさんメチャ熱いですね」と加盟を決意しました。
学生だけでなく、近所の人たちなど、両会場で50人以上が訪れました。
民青の谷本麗之(れいじ)県副委員長は「新型コロナの感染が終息せず、生活に困っている学生が増えています。今後も各地で企画に取り組むとともに、学費免除・無償化や学生への支援策の実現へ国や自治体に働きかけていきたい」と述べました。
(7月15日 しんぶん赤旗)