「沖縄の貴重な自然を守ろう」「平和とジュゴンを守ろう」と20日、名古屋市中区の若宮広場で「辺野古新基地反対コンサートin名古屋」が開かれ100人を超える市民が参加しました。
愛知県内の沖縄出身者や米軍新基地建設反対の運動をしているミュージシャンらが「音楽を通じて支援を」と実行委員会をつくり、2015年6月から3カ月に1回開いてきました。新型コロナの影響で半年ぶりの開催となり、今回は20回目の節目です。
開会あいさつで実行委員長の浅野義高さんが「沖縄県議選で建設反対が過半数を占めたが、安倍政権は県民の声を無視し工事を再開した。音楽を通して運動を広げていこう」と訴えました。
今回は初出場のニッパーズ、新潟県長岡市から駆け付けた小林みつおさん、毎回出演のアフガンブルーなど17のグループ・個人が出演しました。
ニッパーズは「ニッパーは小さいけれど風穴が開けられる。そんな思いでバンド名にした」と話し、辺野古に行きカヌーで海上行動した経験をオリジナルソングにして披露。保育関係者でつくるジャッキー今枝&ユニオンズは「新型コロナと共存していく新生活で、辺野古新基地は一番愚かなこと。自粛することなく『ダメなものはダメ』と声を上げ続けます」語りました。
毎回、鑑賞にきている那覇市出身の女性(72)は「陸上イージスと同じで辺野古新基地は巨額の費用がかかる。辺野古も中止し、建設費を新型コロナ対策に使うべきだ」と話しました。
(6月24日 しんぶん赤旗)