新型コロナウイルス感染症の拡大を受けてマスク不足が深刻な中、名古屋市瑞穂区の「工房やまんBA」の手作りマスクが好評です。
同工房は、手作りの小物販売の収益などでネパールやスリランカの子どもたちの就学支援をしています。マスク作りのきっかけは、会合でマスク不足が話題になり、少しでも手助けになるようにと2月から作り始めました。
マスクは、工房やまんBAをはじめ、福祉や障害者団体などが出品している、雁道商店街の「雁ぶらショップ」で委託販売されています。
自らもマスク作りを指導しているショップ責任者の早川由美子さん(66)は「手作りマスクが話題になり始めたのはマスクを付けた娘が職場(南区)で、『絵柄がかわいい。どこで手に入るの』と聞かれて話題になったからです」と話しました。
マスクは動物のイラスト絵柄や花模様など大、中、小の大きさのものがあります。これまで300枚以上を作りましたが、要望に製作が追いつかない状態です。
ショップでは1枚300円で販売。自分で作りたい人には絵柄の布、ガーゼ、ひもなど「手作りマスクキット」(100円)も販売しています。早川さんを講師に「マスク作り」教室も開催しています。参加費はキット代のみ。
問い合わせは早川由美子さん090(5003)2849へ。
(4月8日 しんぶん赤旗)