日本民主青年同盟愛知県委員会は、愛知県内の各大学の新入生に対し、新型コロナウイルス感染症に関わる「若者生活実態アンケート」に取り組んでいます。
県内のいくつかの大学では、学内への登校や立ち入りを禁止し、サークル活動の禁止・自粛の呼びかけがおこなわれています。多くの大学で入学式中止、開講延期が決まり、ウェブ授業を導入し、教室での対面授業を行わない大学もあります。
民青県委員会は1日から6日まで、大学生活ガイダンスのため登校したアンケートをよびかけ、100人以上からアンケートに回答が寄せられました。
生活への影響では、「マスクなどが品薄で手に入れにくく、公共交通機関の利用が不安」、「人と会うことがためらわれる」、「学校行事の中止・変更の連絡が多くてびっくりすることばかり」、「せっかく入学したのに入学式も授業も始まらず残念」、「学校が休校になっても、実家の家族への感染を防ぐため帰省できない」など。
不安なこと、困っていることでは、「履修情報がわからず困っている」、「授業がオンラインになって不安」、「初めての一人暮らしで、体調管理を自分でしなければならず大変」、「親の収入が減り、今後の学生生活が心配」など新生活への不安や要求が次々と寄せられました。
政治・行政への要望では、「困っている家庭限定でもいいので、所得補償してほしい」、「正しい情報を広めてほしい」「本質をとらえてほしい、見かけだおしはやめてほしい」などと書き込まれていました。
対話のなかで、同盟員が「3月に学費の減免や給付制奨学金を求めて国会議員要請を行った。要請を受けた日本共産党の武田良介議員が参院予算委員会で学生の要求実現を求め、文科相が『進学を断念することのないよう支援する』と答えた」と話すと「それはすごい」と感動の声が返ってきました。
同県委員会は新入生を含め、引き続き実態アンケートを続け、4月末に再度の国会要請を予定しています。
(4月8日 しんぶん赤旗)